免疫と姿勢の関係について
〜正しい姿勢で免疫力を高めましょう〜
近年の研究により、正しい姿勢を保つことが免疫システムの働きに重要な影響を与えることが明らかになっています。
背骨は単なる支柱ではなく、脳と全身をつなぐ「神経の大通り」であり、免疫システムの司令塔としての役割を果たしています。姿勢の改善が免疫力向上につながるのは、この生理学的メカニズムに基づいているのです。
風邪をひきやすい、疲れやすい、体調を崩しやすいといった症状は、実は姿勢の乱れと密接に関係している可能性があります。

悪い姿勢が引き起こす免疫力低下のサイン
以下のような症状がある方は、姿勢改善により免疫力向上が期待できます:
☑️風邪をひきやすい
☑️疲れが取れにくい
☑️肩こり・首こりが慢性的
☑️頭痛が頻繁に起こる
☑️睡眠の質が悪い
☑️冷え性
☑️胃腸の調子が悪い

姿勢が免疫力に影響を与える4つのメカニズム
1. 血液循環の改善
・正しい姿勢により血管の圧迫が解消され、血流が改善される
・免疫細胞(白血球)が全身にスムーズに届けられる
・体温の維持により、免疫システムが最適な環境で機能する
2. 自律神経のバランス調整
背骨は「神経の大通り」であり、姿勢の改善により:
→交感神経と副交感神経のバランスが整う
→副交感神経が適切に働くことで免疫機能が活性化
→ストレスによる免疫力低下を防ぐ
3. 呼吸機能の向上
・猫背の改善により胸郭が広がりやすくなる
・深い呼吸により酸素供給量が増加
・体内のエネルギー産生が効率化される
4. 内臓機能の正常化
・腸内環境の改善(腸は免疫システムの約70%を担当)
・消化吸収機能の向上により栄養素が効率的に活用される
・内臓の血流改善により免疫機能がサポートされる
現代人に多い姿勢パターンと免疫への影響
1.前頭位姿勢
・頸椎の過度な前弯による神経圧迫
・上部胸椎の後弯増強で呼吸機能低下
・後頭下筋群の過緊張で頭痛・首こり誘発
・椎骨動脈の血流障害で脳への血流減少
2.猫背姿勢
・胸郭の圧縮による肺活量減少
・内臓の圧迫で消化機能・腸管免疫低下
・肩甲骨周囲筋の不均衡で肩こり・背部痛
・リンパ節の圧迫でリンパ循環障害
3.骨盤後傾・腰椎後弯
・腰部神経根の圧迫で下肢循環障害
・腸腰筋の機能低下で体幹安定性減少
・仙腸関節の機能異常で骨盤内血流低下
・下腹部臓器の機能低下
○ 姿勢不良が引き起こす免疫力低下のカスケード
初期段階:筋骨格系の不均衡
進行段階:神経系・循環系への影響
慢性段階:内分泌系・免疫系の機能低下
病的段階:疾病リスクの増大

最後に
免疫力の向上は、薬に頼るだけでなく、身体の根本的な機能を整えることから始まります。正しい姿勢を保つことで、あなたの身体が本来持っている自然治癒力・免疫力を最大限に引き出すことができます。
当院では、一人ひとりの姿勢の状態を詳しく分析し、最適な治療プランをご提案いたします。健康な身体作りのパートナーとして、ぜひお気軽にご相談ください。









